そして自然に涙が溢れ出ました。
おもしろくない幸夫は、灯や真平の気持ちも考えずに、散々暴言を吐くと部屋を出ていってしまいます。
陽一は乗り気でしたが、幸夫は自分の居場所を奪われる気がしてつい暴言を吐いてしまいます。
この映画が主人公の再生の物語であることに異論はないものの、主人公が向き合ったのはあくまで自分の空洞、突然妻を失ってできた「自分の」虚(うろ)に対してだけで、むき出しの心で妻と向き合っていたようには思えなかったのです。
不快になった点 「不快になった」というのは、やはり 主人公がくそ野郎で自分を投影してしまったからです。
26おわりに 作品を見終わった後は、自分の心がふわふわと漂って何処かへ行ってしまうような感覚を覚えました | バス事故の遺族として、311の被災者と対談するという仕事が来たので、断りますが、それは、マネージャー岸本の口実でした |
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主人公は本当に「妻に」言い訳をしていたのか• 自分の書くキャラクターの年齢と本木さんのそのときの年齢が合えば、いつかご一緒したいと願っていましたし、俳優本人がどういう人物であるかというのは、演出家として私にとっては重要なので、リンクするものがあれば話は早いと、躊躇なくお願いしてみたわけです」 本木にとって、長いキャリアの中で初めての女性監督との仕事となった | 灯が、透明の液体にストローで息を吹きこみ、女性講師の液体は白く濁り、質問します |
死者は携帯電話に辛辣なダイイング・メッセージを残す | 幸夫は「自分の幸せの尺度で物事を測るな」といい、陽一の家を後にします |
【映画】永い言い訳より しかし陽一は幸夫を追いかけてきます | ストールとかめちゃくちゃおしゃれに首に巻きつけて、 「おれ、普段バスとか乗んないけど、きょうは子どもの世話をするためにわざわざ乗っちゃってるよん」 感をあますところなく醸し出します |
幸夫は「愛してくれる人を手放しちゃいけない | トラック運転手である陽一はふたりの子供を抱え、妻を失った事実に打ちひしがれて同じ境遇の幸夫と思いを分かち合おうとしたのだ |
夏子は片づけを頼み、高校時代の友達と山形の温泉へバス旅行に出かけました | 2016年10月11日更新 2016年10月14日よりTOHOシネマズ新宿ほかにてロードショー 罪悪感にとらわれもがくダメ男を、本木雅弘が絶妙なおかしみを滲ませて好演 デビュー作の「」から前作の「」まで、監督の長編映画は秘密や嘘がモチーフに使われていた |
夫婦生活は20年、もはやタレントと専属美容師の関係でした | 妻を失った男同士に絆が生まれるというのは、BL的な想像力も働く |
この夫婦の関係性が手に取るように感じられ、しかも情報過多ではなく、もう少し知りたい、と思うくらいの塩梅 | 演技をしているように全く見えないので、筆者は鑑賞中「あれ?これ演技なんだよね??」と何度も自問してしまいました |
そこから愛しはじめた | 一緒に迎えに行こう」翌朝、灯を鏑木の両親の施設に預けて、真平と一緒に列車に乗りました |